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障害者アートや福祉とデザインに関することなどを綴っています。

【告知】京の温所さんでのアート展示・第三弾がはじまっています

ダブディビのお知らせ2023/05/13

ワコール様が運営す町家宿泊施設の中の一つ【京の温所 御幸町夷川】内に、
障害のある方のアート作品を展示させていただくプロジェクトの第三弾がはじまっております。

場所は、京都市内どこへ行くにも便利な御所の南に位置し、観光にも便利です。
近くには珈琲豆専門店や喫茶店、地元の人に愛される菓子店もあり、
京都ならではの暮らしや文化にも出会えるお宿です。

今回は、そんな素敵なお宿に、5名のアーティストの6つの作品を展示させていただいております。
室内の展示の様子を紹介させていただきます。


池上 洋二さんの作品展示の様子
玄関を入り、明るくお客様をお出迎えするのは、かわいい鳥の作品です。


池上 洋二(いけがみ ようじ)
京都府在住・48歳
所属:相楽作業所
1997年4月より相楽作業所を利用。
陶芸の作業に関わりながら、楽しみの一環として週に1回、絵画プログラムに参加。
図鑑や写真を見て自分の世界観で描く。
言葉のやり取りや冗談を交え、楽しみながら描き進めている。
気に入った動物などは度々描くが、描く度に表現が変化しており、配色や混色についてもその時々により様々。
また、制作前に「しゅいろおえかき」と呼ばれる落書きのようなものを描く。
これはわざとクレパスの無駄使いをし、先生に注意されることを楽しんで描いているもの。


吉村 千奈さんの作品展示の様子
床の間には、真っ赤な作品を展示しました。
和室の落ち着いた空間に、赤がアクセントできいています!

吉村 千奈(よしむら ちな)

京都府在住・34歳
所属:スウィング
1989年生まれ。2007年よりスウィングに所属。
テレビやYouTubeから脳内にインプットしたお気に入りの言葉を、囁くような、歌うような
少し高い声で次々に口にしながら制作。
カッティングシートを細かく切り刻み、1枚1枚丁寧に剥がして下絵の線の上に貼りつけ、
様々なモチーフを表現している。


岡 秋生さんの作品展示の様子
岡さんの作品は、キッチン壁側の棚に飾りました。
お食事やお茶を楽しみながら、ゆっくりご覧いただけます。


岡 秋生(おか あきお)
京都府・享年63歳
所属:京都市伏見障害者デイサービスセンター(2010~2022年在籍)
1959年生まれ。
2010年より京都市伏見障害者デイサービスセンターに通所し、日中活動の一環で絵画制作に取り組む。
おしゃべり好き・いたずら好きな親しみやすい人柄で、いつも職員と楽しく関わりながらも、
創作の時間は一転、黙々とペンを動かして自分の世界に没頭。
持病のため、昨年12月に逝去されたが、何とも不思議で独創的なその作品たちは決して色あせることなく、
今でも生命力に満ちた輝きを放ち続けている。


美濃 彩子さんの作品展示の様子
美濃さんの作品は、1階入り口すぐそばの茶室飾り棚に展示しました。
この作品、長い長い巻物で、広げると約67.5mにもなるそうです!!


美濃 彩子(みの あやこ)
京都府在住・29歳
所属:みずなぎ鹿原学園
ボールペンの黒一色で描かれてきた作品の数々。
以前は戦国時代の武将や歴史を多く描いていたが、
最近は色鉛筆に目覚め、カラフルに可愛らしい作品も描く。
好きな事に一途で、好きなものを際限なく作品に書き記す。
好きなドラマのセリフの中に、『おなかすいたよー。』などリアルタイムに感じた気持ちも入り交じる。
無数の文字からは本人の素直で可愛らしい人柄が伝わる。
絵の他、たまに入る除草の仕事も精力的にこなし、彼女の手と集中力で草は一網打尽に。
優秀な除草員としても活躍中だ。


肥後 深雪さんの作品展示の様子
肥後さんの作品は、2階寝室に展示しました。
紙を染めて、それをまた編んで…という、かなり手の込んだ作品です。じっくりご覧ください。


肥後 深雪(ひご みゆき)
京都府在住・49歳
所属:アトリエやっほぅ!!
アトリエやっほぅ!!ではみんなのお姉さん的存在で、
その時の気分で色鉛筆、水彩絵具、刺繍糸などを使い分けて自由な作品制作をしている。
作品に登場する生き物や植物は、可愛らしいものから作者本人にもわからない不思議なものまで様々。
優しさがにじみ出るカラフルな作品が多い。
最近では編み物で帽子のような作品も制作。毎日楽しそうに過ごしている。

 

 

京の温所さんのブログでも作品詳細をご紹介してくださっております。
https://www.kyo-ondokoro.kyoto/blog/03-ondokoro-gokomachi/post-117.html

※この作品の展示期間は、2023年4月27日~ 2023年8月25日までの予定です。


《京の温所とは》
京都を代表する企業である株式会社ワコールが、
「京都の街並みを次世代に残したい」という強い思いから、
京町家保全・活用することによる地域共生を目的とした社会課題解決事業として2018年度からはじめている活動。
住み手がなく手付かずとなった町家をリノベーションし宿泊施設として運営されています。
https://www.kyo-ondokoro.kyoto/

京の温所 御幸町夷川
https://www.kyo-ondokoro.kyoto/facility/gokomachi-ebisugawa.html

こちらは宿泊施設ですので、原則、宿泊の方だけが展示をご覧になれます。
是非、京都へのご旅行に【京の温所 御幸町夷川】をご検討くださいませ。

宿泊予約はこちらからどうぞ。
↓ ↓
https://asp.hotel-story.ne.jp/ver3d/planlist.asp?hcod1=85670&hcod2=001&mode=seek&clrmode=seek&chkymd=1&_ga=2.226568660.892674441.1683961078-1487373384.1681068219

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!オープンデイ開催します!
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基本的には宿泊施設内での展示ですので、いつもは宿泊予約のお客様しかご覧いただけないのですが、
今回特別に、一般の方もご覧いただけるオープンデイを実施させていただくことになりました!
日程は、2023年6月24日(土)25(日)です。
詳細は改めてご案内いたしますので、皆さま、是非予定をあけておいてくださいね♪

2023年6月24日(土)夕方~21:00オープン予定です。
6月25(日)は、和菓子すずめ家のお菓子づくりワークショップも開催します。
申し込み方法や詳細は追ってご案内いたします。お楽しみに^o^

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