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障害者アートや福祉とデザインに関することなどを綴っています。

2017/12/8 【タムタムと、めぐるトワル】開催中!

活動の様子2017/12/08

今日は久々に、現在開催中の展覧会をご紹介いたします♪

皆さん、「トワル」ってご存知でしょうか??
ファッション関係のお仕事をされている方や、服飾系の学校に通っておられた方ならご存知かと思いますが、
フランス語が語源のこのトワル(Toile)。
元々の意味は“平織物”のことなんだそうですが、日本では一般的には綿素材のシーチングのことさしているかと思います。
用途としては、主に、立体裁断用の生地として使われたり、お洋服を仕立てる前の仮縫いに使われたりがメインです。
私も学生時代は立体裁断なんぞしておりましたので、当時はよくお世話になっていた素材です。
毛皮のリメイクを手掛けておられるある企業さんが、
仮縫いが終わり不要になったトワルを廃棄処分するのは勿体ないのでは…と考え、その再利用方法を模索されたそうです。
Facebook上で再利用アイディアを募集したところ、
「幼稚園でお絵かきをするのに使いたい」
「イベントのユニフォームにしたい」
「演劇の舞台衣装として使いたい」
など様々なアイディアが集まったそうです。
その中の一つの取り組みが、今回ご紹介する【タムタムと、めぐるトワル】です。

現在、アーツ千代田3331内にあるA/A galleryさんでは、多夢多夢舎中山工房さん(仙台市)の作品が展示されています。

トワル再利用プロジェクトとして、多夢多夢舎さんでは、利用者さんが中心となりワークショップを行っているそうです。
そこで出来た作品をこのように展示したり、販売もされているそうです。

トワルをキャンバスにいろんな絵や文字が描かれているもの、アップリケや刺繍が施されているものなど様々です。

点描のような素敵な作品。片方の袖口にはフリンジっぽい糸がついています。

その後ろ姿がこちら!鳥が隠れていたのですね~!!

これまた奇抜なデザインですが、なんかのヒーローものでしょうかね♪

シンプルだけど、色づかいがかわいい作品。

ウェディングドレスの新婦さんかな♪♪

色の組み合わせと、色のかすれが絶妙です!!
ちょっと短い丈のボレロの形とも相性バッチリですね♪

こちらの作品は、小さな丸に切ったフエルトをたくさん貼り付けています。

アップで見るとよくわかるかと思いますが、かなり細かい、根気のいる作業ですね!
そして、このトワルのそばに不思議なオブジェが。。。

これ、作者さんがフエルトを貼り付けるための“のり”のお皿なんだそうです!!
作業をする度にどんどんのりを重ねていくので、こんな状態になっちゃったそうです(^_^;

そして、このプロジェクトのメンバーでもある写真家・美術家の中村紋子さんが撮影した写真も展示されています。

メンバーの素直な表情が写真にもおさめられていますよ。

そしてこの日は、アーツ千代田の1回でワークショップも開催されていました。
皆さん思い思いにトワルをデコレーションしておられました。
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多夢多夢舎さんは、オリジナル商品も作られていますので、その商品の販売もありました。
これらの商品、実は、毎年3月には京都のはあと・フレンズ・ストアでもお取り扱いさせていただいていますよ♪♪
毎年3月にはあと・フレンズ・ストアでは「東北応援フェア」を開催していますので、
きっと来年もその時期にこれらの商品もお目見えするのではないかなーと思います^o^

このポーチは、実は、米袋に直接絵を描いて作っておられます。
材料の米袋は、地域の方から頂いたものを再利用しているそうです。
ここにも、再利用の循環があるのですねー!!
紙だと破れてしまわない??と心配なあなたも大丈夫◎
外面はラミネート加工で耐久性、耐水性に優れており、中面は布貼り加工を施しているため破れることはありません。
私も一つ、買っちゃいました~^o^
この展覧会は今週末12月10日(日) まで開催中です。
ご興味ある方は是非どうぞ!
【タムタムと、めぐるトワル】詳細はこちら→
トワル再利用プロジェクトの詳細はこちら→
多夢多夢舎中山工房さんのHPはこちら→


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