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ダブディビ・デザインの
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障害者アートや福祉とデザインに関することなどを綴っています。

【報告】 子育て女性応援プロジェクト・オンライントークイベントを開催しました

子育て女性応援プロジェクト活動の様子2020/11/18


ダブディビ・デザイン主催の新たなプロジェクト、
「子育て女性応援プロジェクト」のキックオフイベントを先日行いました。
今日はその様子をご報告させていただきます。

日曜朝という、子育てファミリーにはお忙しい時間でしたが、
リアルタイムでは31名のご参加をいただきました。
関西、関東、九州の他、遠くは海を越えたカナダからのご参加もありました。
小さなお子様はお母さんに抱っこされながら、
遊びたい盛りの子供さんは画面の後ろを走り回りながら、
そしておとなしく一人で遊べる子供達は別室でゲームに夢中、という方が多かったです^_^;

近畿大学の塩﨑麻里子先生のレクチャーはたっぷり1時間。
子育てとレジリエンスをテーマに、おもしろいお話、ためになるお話をたくさんしてくださいました。
内容を簡単にご紹介いたします。


●「ストレス」とは
心理学では、そもそもストレスとは悪いものではない。
良いことも悪いこともストレス。
ノンストレスすぎることがストレスになることすらある。
「ストレスは人生のスパイスだ」とも言われる。
生きているとストレスはつきもの。
大き過ぎたり、多すぎたりすると、それが問題なると考えるとよい。

●子育てに関するレジリエンス
ストレスを受けすぎない力がレジリエンス→「逆境力」「精神的回復力」「心の弾力性」
子育て女性のレジリエンスとしては、育児関連レジリエンスの研究がある。
①受け止める力
②問題解決力
③周囲からの支援を得る力
自分自身のレジリエンス力を客観的に分析してみる。
得点の高いところは自分の強みだと考える。人と比べなくてよい。
レジリエンスは誰もに備わっていて、生涯を通してその力は伸ばしていくことができる。


●①受け止める力を鍛えるには
不安や憂鬱、罪悪感、焦燥感は誰もが経験すること。
ネガティブな時は、ネガティブなことにより注意が向きがちなので、その悪循環を断ち切ることが重要。
不快は、痛み・苦痛・損害で表され、自分の内側で起きていること、主観。
快適は、寝具・空間・気候で表され、自分の外側で起きていること、客観。
快適な環境はたいてい2年で慣れてしまい、それが快適でなくなったり、更に上の快適が欲しくなったりする。
自分の内の不快さを和らげるために、外の快適を求めれば求めるほど(頑張れば頑張るほど)、際限がなくなる。

不快な感情があることを受け入れ、外敵な快適さで補うことばかりに目を向けない。
内的な今あるものに気付き、目を向け感謝する。
「人は失ってからしか大切なことに気付かない」など言われるがそうでもない。
日々の大切なもの探し、いいもの探し、その習慣づけが大切。

<★Pointo★自分の感情を大切にする>
・完璧なお母さんでなくてよい。
・感情を吐き出すことで冷静になったり、良い面に気づく。
・筆記開示も効果あり。(日記など)
感情と事実を整理する、その上で良い点を書く。
子どもの今しかみられない成長の姿を残す。
感情に素直に向き合う。感謝する、謝る、触れる、涙する。

「成功しているから幸せなのではない、幸せだから成功するのだ」
(by ショーン・エイカー)ハーバード大学の心理学の大家、ポジティブ心理学


●②問題解決力を鍛える
ひとつの見方、考え方に固執しない。別の捉え方を考えてみる。
(事例1)トランプのマジック。→注意が向いていないところには気がつかない
(事例2)キャラ弁、日本とアメリカの違い。→何と比べるか。見えてる世界は全てではない。
人は自分の未来の感情予測が下手。(過大に予測する傾向がある)
自分ならもっとこうできていたはずなのに…と、勝手に後悔してしまう。

<★Pointo★自分をアップデートする>
・自分が見ている世界は物事の一側面であることを意識する。
・あきらめは学習されてしまう。(できないと決め込んでしまう)
・何かを選ぶということは、何かを選ばないこと。
・限られた人生の時間の中で本当に大切にすべきことは何かを意識する。
・昔の自分が見ていた世界に固執しない。新しい自分で人生を選択する。

「何を捨てるかで誇りが問われ、何を守るかで愛情が問われる」
(by スティーブ・ジョブズ)


●③周囲からの支援を得る力を鍛える
一人で乗り越えられないことも、誰かと一緒なら乗り超えられる。
そのためにも、子育ての土台となる夫婦のコミュニケーションが大切。
男女はそもそも違う星から来た全く違う生き物だと思うべき。
そのくらい思考パターンが違うことを前提と認識しておく。
にもかかわらず、我々のコミュニケーションは曖昧なことが多い。
女性:言わなくてもなんとなくで気付いてほしい、はっきり言いにくいなど。

子供も似ている。子供のシグナルも曖昧。
ぐずぐずの原因はそこではなく、子供の気持ちを受け止めてあげることが大切。
怒りや不満の背景には、なんらの感情シグナルが潜んでいる可能性がある。

<★Pointo★身近な他者との関係性を大切に>
・相手の批判をせず、自分の気持ちをわかりやすく伝える。
・けんかに発展しがちなNGワード:なんで、どうして、いつも、やっぱり、etc…
・自分の感情を素直に伝える癖をつける。
・関係がこじれるのは、何か言ったことではなく、言わなかったことである。

「幸せな人生を送るために必要なことは“親しい人との温かい関係”」
ハーバード大学80年間の研究により報告されている。

この“親しい人との温かい関係”はリアルだけでなくオンラインでも大丈夫◎


●まとめ
自分の感情を大切にする
自分をアップデートする
身近な他者との関係性を大切に

レクチャーの後は、30分程度でしたが、参加者の皆さんと子育てについてのお話を行いました。
自分はどこのレジリエンスが高かったかや、普段どんなふうに子育てをしているかなど、
また、子育ては一人では出来ない、子育てを開いてみよう、という提案や、
お母さんがつい口にしてしまう「すみません」は「ありがとう」に変換しよう、などが提案され、
皆さんそれぞれに子育てに関するヒントを持ち帰ることができたのではないかなと思っております。

このプロジェクトは、これからも継続していく予定です。
引き続き、全国のお母さん・お父さんを応援していきますので、
これからもご参加よろしくお願いいたします♪

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