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障害者アートや福祉とデザインに関することなどを綴っています。

【ダブディビONLINE STOREより】グラスアートれもんのガラスアクセサリー

ダブディビONLINE STORE2020/10/15

8月にONLINE STOREでご紹介したガラスアクセサリーのこと、遅ればせながら書かせていただきます…。
本当は、販売開始直後にご紹介したかったのですが…申し訳ありません…>_<;

福祉事業所で作られる商品(=授産製品)のこと、皆さんはどのくらいご存知でしょうか?
このブログを読んでくださっている方の中には、
障害のある方が身近におられたり、福祉関係のお仕事をされていたり、
既によくご存知の方もおられると思いますが、
おそらく世の中の大半の方にはまだまだあまり知られていないと思っています。
授産製品の中にもいろんなアイテムの商品、いろんなレベルの商品があるのですが、
中にはとても優れたレベルの高い商品もあるのですが、残念ながら一般のお客様にはまだまだ認知されていません。

私が最近読んだ本の中に、
「知られていないなら、存在しないのと同じ。」と書かれた一文がありました。
哀しいことですが、私もそう思います。
そして福祉事業所で作られる商品は、まだまだ知られていないモノだらけです。

良い商品があることを、みんなにもっと知ってもらいたい!!

その一心で、ダブディビONLINE STOREでも、授産製品のセレクトを行っています。
月替わりでオススメ商品をご紹介出来ればと思っています。


■グラスアートれもんのガラスアクセサリー(イヤリング)
夏の日差しにキラキラ輝くガラスのイヤリングです。
涼しげな素材感と透明感のあるクリアな色が魅力的です!
一つ一つ手作りのため、色も形もデザインも世界に一つのデザインです♪
イヤリングは少し大きめサイズが人気です。


■グラスアートれもんのガラスアクセサリー(ピアス)
ピアスはシンプルなものから、少し個性的なデザインまで、
デザインのバリエーションの幅が広かったように思います。


■グラスアートれもんのガラスアクセサリー(ブローチ)
ブローチは年齢問わず人気です。
特にネコやソーダはすぐに売り切れてしまうほどの人気商品でした。

<製法>
ガラスフュージング
電気炉を用いて板ガラスや棒ガラスを焼き、融着させる技法。
800度前後で焼成しますが、形や厚み、仕上がりイメージによって温度や時間を調整しています。
他のガラス製造技法よりも力加減が難しくなく、あとで手直しも可能であること、時間をかけて仕上げられることから、
障害のある方が取り組む技法として向いているそうです。
板ガラスや棒ガラスを組み合わせ作ることで、利用者の方々のデザインやカラーのオリジナリティが維持され、
個性的な作品を生み出すことができます。


「グラスアートれもん」とは
徳島県にある社会福祉法人カリヨンが運営する福祉事業所「れもんワークス」の中のガラス製品部門。
事業所名の“れもん”の由来は、さわやかでフレッシュ、明るいイメージからきているそうです。
3文字のわかりやすい言葉で、みんなが覚えやすいのも理由のひとつだそうです。

れもんワークスさんがガラス製品の製造をはじめたのは、今から約21年前の1999年頃のこと。
当初は、障害のある利用者さんの余暇活動の一つとしてはじまったそうです。
今では、県外の雑貨屋さんやセレクトショップなどでも販売される人気の商品です。

利用者の方々は、専用の道具を使いガラスをカットしたり、
デザインにあわせてガラスパーツを組み合わせたりする作業を担っておられます。
時には利用者さんの描かれた絵が商品のデザインになることもあるそうです。

イヤリングやブローチの台紙には、利用者さんの描かれたアートワークがあしらわれています。
動物、バス、花、直線波線などのラインがあり、現在使用している台紙は9種類ほど。
1枚では作品の全体像がわからないのですが、組み合わせると全体の絵が見えるかも…!?というしかけがあるそうです。

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