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障害者アートや福祉とデザインに関することなどを綴っています。

2018/5/14 ギャラリーインカーブKYOTO【白ノ風景】

活動の様子2018/05/14


ここの佇まい、いったい何のお店??と思う外観ですよね。
実はここ、ギャラリーなんです。
福祉事業所によるアート活動の中でも有名なアトリエインカーブさん(大阪)のギャラリー、
ギャラリーインカーブKYOTO(京都)にお邪魔しました。
※この場所は、インカーブ代表の今中さんの生家らしいです。
 「今中酒店」と書かれているのが、その名残なのだそうです。
そして全然本題に関係ないのですが、
私が社会人になって一番初めに一人暮らしをしたのが、
このギャラリーから徒歩1分のところでした。
なので、個人的にはとってもとっても懐かしいエリアでした(^o^)

現在開催中の企画展は、西川遼志さんの個展【白ノ風景】です。

西川さんの作品は、下書きなしでカッターナイフで画用紙を切り抜いて描かれます。
「切ることで描く」という独自のスタイルです。
この写真だとわかりづらいと思いますが・・・

アップで見るとこんな感じです。
そこそこ厚みがある画用紙を使っておられるので、
カッターナイフで切るのも結構コツがいるのではと想像します。

このスタイルになった初期の頃は、割と画面を埋め尽くすような構図だったそうです。

しかしその中にも、画面がつながる部分、大きめに切り取られる部分と、
西川さんなりの計算があるようです。

そしてそれが次第に、かなり空白の多い構図に変化してきているそうです。
制作中でも納得いかないものは、途中で制作がとまることもあるそうです。

ギャラリーのスタッフさんとお話していると、
西川さんの過去の作品を拝見することができました。
今の技法に辿り着く前には、鉛筆でこんな作品を描いておられたそうです。
この作品もよく見ると、とても小さな単位の塊が集積しているような技法で描かれており、
現在のスタイルに通じる部分も感じ取れます。
しかしとにかく、
この作品は実物を見なければ、その凄さがわからない作品であることは確かです!!
限られた日程ではありますが、まだ会期は残っていますので、
まだ見てないという方は、是非、京都まで足を運ばれることをお薦めいたします♪
ギャラリーインカーブKYOTO【白ノ風景】
2018年4月28日・5月12日・19日・26日 土曜のみ開廊
12:00~19:00
※詳細は下記URLから。


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