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障害者アートや福祉とデザインに関することなどを綴っています。

2013/7/13 『インクルーシブ・カフェvol.3』のご報告

活動の様子2013/07/13

数日間、猛暑が続きましたね。皆さん、夏バテしていませんか?
今日の神戸は比較的涼しく、私はNOクーラーでお仕事をしています。
まだまだ油断禁物ですが、ちょっと落ち着きますね。

先日(7/10)、大阪市立大学都市研究プラザ主催の
インクルーシブ・カフェVol.3が開催されました。
恐れ多くも、わたくし柊がお話をさせていただきました。

一人ぼっちでは不安なので、和歌山の児玉さん(元・ぐるぐる)と、
かわいい雑貨本
の太田さんにお手伝いしていただきました♪
かわいいお二人、ありがとうございました(^o^)
持つべきものは頼もしい後輩ですね(って、後輩ではないけどw)。


会場は大阪駅前第2ビル4階のとある部屋。
大学院みたいに割とちゃんと講義室になっているので、ちょっと緊張(*_*)
しかし、今回はインクリーシブ・カフェです。
そう、“カフェ”ですやん!!
カフェっぽくしゃべろう!!と思いまして、カフェっぽくしゃべってみました(笑)
どんなんやねんっ!って思われるでしょうが、
気取らずざっくばらんに♪と言った感じでしょうかね(^o^;)
まあそもそも、そんなカッコつけるキャラではないのですが、
正直に等身大のお話をさせていただきました。

まずは、障害者アートとの出会い、障害者アートを商品化したいきさつ、
大学でのみっくすさいだー活動や葛藤・・・についてお話しました。
ここまではこれまでにも色々な場でお話させていただいていますし、
芸工大の紀要などにも書かせていただいています。
(ご興味ある方はこちらから→


ここからは今回改めて、自分自身のことを振り返りお話させていただきました。
「福祉の世界を知る」「デザインの価値」「ビジネスの勉強」という3つのテーマで、
2004年~2010年くらいまでの私の数年間の行動や思いについてお話しました。
「福祉の世界を知る」では、最初に訪れた奈良たんぽぽの家での印象や、
兵庫県内の小さな小さな作業所での印象、福祉の明暗についての話。
「デザインの価値」では、私が生まれ育った環境ではいつも身近にあった“デザイン”が、
世の中的には非常にマイノリティーであることを知った時からの疑問や葛藤について。
デザインの価値をもっと伝え、広めないといけないと思ったことなど。
「ビジネスの勉強」では、働きながら通った社会人大学院の話や、
社会的企業創業支援ファンドでの話。
この、一見それぞれ別々の出来事のような数年間の私の行動や思いは、
いつかある瞬間、点と点が線になるように自然につながり、
ダブディビ・デザインの立ち上げにつながるのです。

私は多分、遠くの未来を描く力はないのですが、
アンテナをはり、未来のイメージを捉え、今をがむしゃらに生きています。
自分でいうのもなんですが、アンテナの性能が割とよいらしく、
結果的にバラバラのものが奇跡的につながったような印象です。
つながってよかったです(笑)

最後に、私が大切にしていることについて3つお話しました。
①私はデザイナーであるということ。
福祉という世界に関わってお仕事させていただいていますが、
やはり私の立ち位置はデザイナーなのです。
敢えて、その距離感は大事にしたいと思っています。
②デザインは人のためにあるということ。
お客様、使ってくれる人、着てくれる人は勿論、自分自身のためにもデザインします。
自分が楽しいと思わないデザインは、人にオススメできません。
人のために考えること=デザインなのです。
③原画を描いてくれるアーティストへの尊敬と憧れの気持ち。
これは本当にいつもいつも思っていますし、ずっとずっと大切にしています。

うまくお話できなかったと思っているので、このブログでもう一度、補足をさせていただきました。
伝わっているとよいのですが・・・。
ああ、言葉で伝えるのって難しい!!!

平日夜のお忙しい時間にもかかわらず、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。
また、このような素晴らしい機会をくださった大阪市立大学大学院創造都市研究科教授・佐々木先生と都市研究プラザ特任講師・川井田様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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